少し悪くなるたびに、こまめに歯や歯ぐきを治療しているまじめな患者さんでさえ、お□の健康をそこなっている歯科の医療の実態をご存じですか?歯や歯ぐきを支えている骨は、自分で再生する能力がありません。
ですから、むし歯になって歯にいったん穴があいたり、歯周病が進行し歯ぐきを支えている骨がバイ菌によって溶かされると、2度と元に戻りません。むし歯や歯周病のような慢性の病気は、悪くなるたびに治療を繰り返していたのでは、だんだんお口の健康状態が悪くなっていきます。 |
病気が進行した結果(むし歯になって穴があいたり・歯周病が進行し歯ぐきを支えている骨が溶かされる)を、修復したり炎症をとったりしても、症状がとれただけで決して治癒したわけではありません。 |
「なぜ虫歯になったのか?」
「なぜ歯周病が進行したのか?」
その原因を見つけ出し、それを抑え込んでいかないと、問題は解決しません。 |
歯の治療(金属を詰めたり、被せたり)をして治ったと錯覚し、その原因をそのままにしていると、しばらくすると(3年から5年くらい置きに)、また新たなむし歯ができたり歯ぐきが悪くなって、歯を削ったり痛い思いをして治療をしなければいけなくなります。
これでは、追っかけっこ(治療の繰り返し)になってしまいます。 |